冬季八ヶ岳登山 東天狗岳〜硫黄岳〜赤岳の縦走記録です。季節は1月中旬。
寝坊+朝のグズグズで出発は8時になってしまった…。でも、天気は超晴天です。八ヶ岳ブルーが眩しい。
2日目のルートは黒百合ヒュッテを出発し、中山峠を経由し東天狗岳へ。その後、根石岳、夏沢峠を通って硫黄岳に登ります。硫黄岳からは一旦下って、赤岳鉱泉でテン泊。コースタイムは5時間10分。
出発してからは樹林帯ですが、すぐに視界が開け、西天狗岳が見えてきます。いよいよ冬山に来た!という感じでテンションが上がりますね。
稜線に出ると風も強まってきます。冬山での基本は止まらないこと。止まると冷たい風に一気に体温を奪われます。そして、オーバーペースにならないこと。汗でウェアを濡らしてしまうと汗冷えでも体温が下がってしまいます。ウェアを調整しながら、なるべく汗をかかないようにして行動し続ければ、氷点下で風が吹いても耐えられます。今回はファイントラックのスキンメッシュという汗冷え防止のインナーを着用していきました。これが良かったのか、汗冷えはかなり抑えられた印象です。
根石岳を過ぎると夏沢峠に向かう道とオーレン小屋に向かう道の分岐に出ます。距離的にはオーレン小屋経由の方が近かったので、そっちを行くつもりだったのですが、冬季単独行通行禁止の看板が立てられておりビビって夏沢峠経由の道を選びました。
夏沢峠のヒュッテ夏沢を過ぎると、硫黄岳への登りとなります。この登りが今日一番きつい箇所です。火山帯らしい礫岩が敷き詰められた道にアイゼンをガリガリ突き立てながら登りました。雪はほとんどないので、外した方が刃には優しいのでしょうが。
13時30分ごろ。硫黄岳頂上へ到着。
あとは下るだけ!赤岳鉱泉までは500mくらい降ります。樹林帯をゴリゴリ下っていきますが、明日これを登り返すと思うと…。
樹林帯を下ること1時間ちょっと。本日のお宿、赤岳鉱泉が見えてきました。
赤岳鉱泉ですが、人気小屋の割にテント場はあまり広くないです。
夜はテント内-10℃程度でした。寒さ耐性は低いのですが、-15℃対応のイスカ エア700SLでそこそこ快適に寝られました。明日は主峰・赤岳へ。
使用ウェア・グッズ【メーカー名】
- アウター:【Patagonia】フーディニ + 【Phenix】 Spantik 3L Jacket
- ミドルレイヤー:【Patagonia】キャプリーン サーマルウェイト Zip フーディー
- ベースレイヤー:【icebreaker】oasis 200 ロングスリーブ(メリノウール)
- ベースレイヤー:【finetrack】スキンメッシュノースリーブ
- 下着:【グンゼ】化繊パンツ
- タイツ:【おたふく手袋】ボディータフネス
- パンツ:【finetrack】ストームゴージュ
- 靴下:【Smartwool】Mountaineering Extra Heavy Crew
- 靴:【LOWA】アルパインエクスパートGT
- アイゼン:【Grivel】G12 ニューマチック(セミワンタッチ)
- ピッケル:【Climbing Technology】Alpine Tour S (55cm)
- ザック:【Gregory】バルトロ75
- テント:【oxtos】一人用ツェルト
- マット:【サーマレスト】リッジレスト ショートサイズ
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