登山のゴミ 落し物=ポイ捨てだよ!

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雑記

登山道を歩いているといろんなものが落ちています。空き缶、ペットボトルから飴の包み紙、ティッシュ、最近だとマスクもたまに見かける。ゴミを捨てるのはいうまでもなくダメなのですが、中にはグローブやニット帽、タオルなんかも登山道によく落ちてます。おそらくは暑くなったりして外したグローブなんかをズボンのポケットやザックのサイドポケットにいれて、知らず知らずのうちに落としてしまったのだと思います。

が!山の中に人工物を落とせば、それは「落し物」ではなく「ゴミのポイ捨て」と同じだというのが私の意見です。

考えてください。最近では山中でも使うことの多いスマホや、現金の入った財布。登山中、使った後に無造作にポケットに入れっぱなしにしますか?しないですよね。ポケットならせめてジッパーを閉めたり、財布なんかはきちんとザックの中にしまいますよね。実際、山でスマホや財布を拾った経験はありません。

何が言いたいかというと、落としものをする背景には「落としてもいいや」と思ってしまっている気持ちがあるのではないか、ということです。

ウェアの落し物って多いですが、落ちているものに限ってノーブランドの安物が多いです。そりゃそうですよね。高級品ならもっと大事にしまい込みますよね。けど、高級なウェアや大事な携帯品であれば絶対落ちないようにするのに、安物だからといって安易に落とす可能性のあるポケットにしまい込むっておかしくないですか?

丹沢に落ちていたスニーカー。沢も歩けるグリップ力で有名な日進ゴムのハイパーVです。
アプローチ用に使ったのか、なぜ山の中に靴を落としていけるのか不思議。
(事故でないことを願いますが)
2Lポリタン。大昔のものなのか拾ったらボロボロに砕け散りました。
2Lポリタン。大昔のものなのか拾ったらボロボロに砕け散りました。

落とした本人には金銭的ダメージも少ないし、ゴミを山に置いていっているという罪悪感もない。けれど、確実に山は汚されている。単なる落し物では済まないのだということを声を大にして言いたいです。

中には、明らかに不要になって捨てていっただろうというのも見かけます。剥がれた靴のソールや、ひどかったのは折れたトレッキングポール。これもノーブランド品でした。最近は安い中華製のアウトドアグッズもよく出回っていますが、山の中にまで使い捨て精神がはびこってしまうのは悲しい。

かくいう自分もかつては何度か落し物をしたことがあります。100%ものを落とさないというのも不可能だとは思うので、その分自分がゴミを見かけた時はなるべく拾って帰るようにしています。今度、自分が落としちゃってもこれでちゃらにしてね、という気分で。

提案なのですが、山でゴミor落し物を見かけたらなるべく拾って帰りませんか?山でゴミを見かけるのは悲しいので、登山者同士の相互努力で綺麗な山を守りませんか。

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